大人のための勉強法―パワーアップ編 (PHP新書145)



大人のための勉強法―パワーアップ編 (PHP新書145)
大人のための勉強法―パワーアップ編 (PHP新書145)

ジャンル:自己啓発,能力開発,意識改革,自己改革,学習,能力発見
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本書は、ベストセラーになった『大人のための勉強法』の続編である。総論的であった前作に対して、より踏み込んだ形で具体的な勉強法をアドバイスしようというのが本書のねらいである。著者流勉強法の一貫したテーマは本書でも要約されているため、前作を読んでいない人でもスムーズに読みはじめられるだろう。資格試験の勉強や生涯学習を思い立った人、すでに始めた人にとって、勉強生活の指針が得られる内容になっている。

序章はまず、勉強における「成果」の検証からスタートする。これは著者のスタンスを明らかにした部分でもある。それによると、勉強の成果は知識の量や資格の取得以上に「頭のよさ」、つまり問題解決能力を身につけることにあるとし、認知心理学におけるメタ認知、不安神経症の治療法である森田療法、EQ(Emotional Intelligence)概念などに自身の考え方(対人関係能力や心の健康)をプラスしたものをその能力として位置づけている。成果をあげ、賢い人間になるためには、これを身につける必要があるというのだ。

前提はやや難しく感じられる面もあるが、次の1章から4章までは、勉強を続けるコツや、やる気を維持する方法といった具体例が示されている。いかに勉強の動機づけを行うかというのが本書の主要なテーマだ。特に自らの勉強法の有効性を証明するために、著者が臨床心理士の資格試験にチャレンジする部分は本書の醍醐味だろう。自分のバイオリズムを「朝方」に切り替えて単位時間の能率を上げるとともに、勉強にマイナスな人付き合いを削り、ためになる飲み会だけ参加する。

こうして著者が自分の勉強生活をプロデュースして試験を乗り切っていく様子は、読者への貴重なアドバイスになっている。他人に誉められたいとか注目されたいといった、現実的で明確な動機づけを本書は重視する。この器用な「生き方」を身につけることが、著者流勉強法のカギになると言えそうだ。(棚上 勉)



勉強中の社会人に心強い本

前作を読んでいなかったので、とても内容の濃い1冊。前作を読んでからこちらを読もうとされている方は、先にこちらを読んでも問題がないかと思われる。

著者自身の勉強方法=多忙な現代人がいかに時間を捻出するか、が飾ることなく書かれており好感が持てる。(脳の老化による記憶力の低下は、やはり仕方がないとのこと……。著者も久し振りの受験で自身のもの覚えの悪さに驚愕したそうだ)。

社会人をしながら試験勉強をしている人には心強い本。
さすがにネタも流し読み

「パワーアップ編」といっても、前作や和田式の他の著作と理論、実例、たとえ話、著者体験談など、内容はほとんどダブッていますね。ただ、「大人のための」2冊の肝は、コンパクトであり、エッセンスがつまっていること、一読すれば、あとは、「見出し」を観ればどんな内容かわかること、という理由で、意外と実用、携帯に便利です。でも、どっちかだけでも、エッセンスとしては、十分かもしれません。実は、本書、後半は流し読みしてしまいました。そこで、気がついたのですが、和田式本は、書物として別々なもの、と考えないで、多数の著作を参照し、自分なりに「結局どういうことを言っているのか」という観点で、「メモを取りながら」自分で整理し、それを常時参照する、という使い方があるのかもしれない、ということです。
前編はすごく良かったですが,,

 「大人のための勉強法」を読み、非常に感心させられたために購入しましたが、本書は前編が売れたために書かれたと思えなくもないです。効率的な勉強をするための技術的なことは、前編がとても優れているのでそちらを読めばそれで足りるでしょう。

 著者は精神科医でもあるため、「メタ認知」や、「動機付け」に関する部分はある程度読ませるものではありましたが、勉強するさいには前編の方が確実に役立っているといえます(実際に、資格試験の勉強をしている時にしばしば参照したのは前編です)。

 勉強よりも勉強法に興味がある、という人でもない限り読む必要は無いと思います。(なお、「勉強法オタクになってはいけない」と本書の中に書いてあります。)
どこが違うのかわかりませんでした

 前編「大人のための勉強法」の続編として書かれています。
 だが、私の読んだ印象では、前編と同じ内容を繰り返している部分が多く、どこがパワーアップしているかよくわかりませんでした。
 私の読み込みの薄さからかもしれませんが、新たに「なるほど」と目をみはるような部分はなかったように感じました。

 前編か、この本か、どちらか1冊で足りる、というのが私の結論です。
頭の良さを教える1冊

 精神科医である著者が、心理学と自分の受験勉強体験の視点から、社会人向けに勉強法を説いている。読みながら、勉強へのモチベーションを刺激された。

 勉強法といっても、勉強の仕方だけを提唱しているのではない。「頭の良さ」には、知識、知識に基づく推論力、問題解決力が必要だとし、勉強を続ける中で生じてくる不安など感情を上手くコントロールする重要性も主張している。

 特に、納得させられたのは、効率の良い勉強には、自分自身をいかに客観的にモニターするかということ。自分を歪めずに、つまり、感情や立場に振りまわされることなく今の自分を評価することがいかに難しく、大切であるということである。私自身、自分を客観視することができずにいるので、自分自身を知る上で参考になった。
 



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